風船を膨らませない子供

今週末の連休は、台風が日本海を北上します。突風にお気を付けください。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
最近は、風船を膨らますことができない子供が増えています。この原因を探ると軟食傾向の食生活とそれに伴う、よく噛まない、噛めない状況が考えられます。
風船を膨らますためには、口の周囲筋の力が必要です。咬筋や舌の力の低下による影響は、歯列不正にもおよび、さらにぽかんと口を開けたままの状態へと続きます。

ぽかん口は、肺に直接雑菌やウイルスを取り込むため病気の引き金になります。なので口と舌のトレーニングのために風船を膨らませたりシュガーレスガムを噛むことをお勧めします。
軟食であってもすぐ飲み込まず、噛む回数を増やしながら食自体を楽しむ、早食いを辞め食材へ思いをはせながら感謝する気持ちを与える。
ゆっくりとした食生活は、歯列の育成だけでなく、正しい姿勢や呼吸へと向き合う気持ちを育てます。
食卓でのしつけは、本来の人の機能や精神に戻ることといえます。