これからの医科歯科連携

6日私は、上野にあるヨシダ本社へと向かいました。幕張ドルフィン歯科の米山です。
ヨシダは、歯科医療機器メーカーとしては、歴史のあるメーカーです。
今回は、医科歯科連携の講演会として、あいうべ体操で有名な内科医の今井一彰先生歯周病が糖尿病の大きな因子となることを全国に啓蒙している内科医 西田亙先生歯科からは、大阪大学予防歯科分野の天野先生、小児歯科医である岡崎好秀先生が御登壇しました。
内科医である西田先生は、ご自身の歯周病治療から血糖値が下がり、全身の健康に大きく関係することを突き止めました。つまり歯周病治療が、糖尿病の予防につながることを示唆しています。
医科の問題点としては、数値で健康と病気を判断することでしか、治療介入することかできない。しかし、歯科は初期の段階から治療を介入すること、また予防することができる唯一の医療であるといわれました。
今井先生は、今まで原因のわからなかった関節リウマチを口を閉じること、またあいうべ体操で口の周囲筋を活性化することで、改善する症例が多く出ていることを実証しています。これらのことを実践する場が、実は歯科には多くあると言及しています。
また、歯科が上流にある医療であることを示唆し、歯周病などの慢性的な炎症のコントロールが全身疾患の予防につながることを伝えています。

こうしてみると歯科医療は、全身の健康に大きく寄与できる可能性の高い分野であることがわかると同時に、2人の内科医の先生方の期待に応えていくことが、慢性化した疾患の撲滅につながると確信できました。
最後にSH療法の取外し式の矯正は、歯並びの改善だけでなく、咽頭や鼻腔を広げることで口呼吸から鼻呼吸へ改善することのできる、唯一の矯正であることをお伝えいたします。