今ここの矯正

雨模様が週末まで続き、桜も早く散ってしまいそうです。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
私が自ら取外し式の矯正を開始して、早くも6年が経過しました。スタートしてから2年後に、まさき歯科の藪下先生に定期的な調整をお願いしています。
もともと私の下顎は、かなり狭窄していました。前歯も叢生で舌の位置も奥へ引っ込んでいる状態です。
夜寝ている時だけの装置装着を継続した結果、現在では上下の歯列は、完全なU字形となり舌の位置も前へ移動しています。
取外し式の矯正は、ワイヤー矯正の行う歯の移動による歯列改善ではなく、歯の土台そのものをを広げていきます。
なので歯の周りの組織を含めたボリュームアップを図り、歯列を正常な位置に戻す治療となります。
かなり大がかりに聞こえますが、私の実感からすると夜寝ている時の装着を忘れずに継続していたら、歯並びが知らぬ間に良くなっていた、といったところです。

大学卒後26年が経過しました。
幕張に開業後から16年、学生時代を超えた月日の流れは、今となっては早かったという実感です。
10年ひと昔といいますが、私から言えば10年は昨日のよう といったほうがよさそうです。矯正治療などは、私からすると一瞬の瞬きくらいにしか感じませんでした。患者さんの中には、4,5年が普通のところ,2年ぐらいで治ってしまう方も少なくありません。
時間の経過を長く感じるか、短く感じるかは観念の問題ですが、今ここを意識する感性があるかないか とも言えそうです。

人は
明日のためといって
今を生きていない
人のためといって
自分を生きていない
本当は
今を生きれば
明日のためになり
自分を生きれば
人のためになるのだ
坂本龍馬