味覚を味わう歯列

食欲の秋、味覚の秋となりました。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
食材の味覚を深く味わうためには、よく噛むことが大切となります。良く噛むことで唾液が促進され、味覚をつかさどる舌の動きも活発になるでしょう。
また、良く噛める歯列は狭窄した状態ではなく、上下の歯が垂直に位置し、下顎がグライデイング運動を行っている状態です。
狭窄状態の歯列は、舌の位置も後方へ下がり、口腔底に力なく垂れています。味覚を味わう本来の姿ではなく、口呼吸を助長させます。

食事の匂いは、当然鼻からですが、呼吸も鼻呼吸が本来の形です。また、正しい姿勢で食事と向き合うことで、旨味や食材への感謝も生まれます。
食卓では、噛み応えのある食材やゴロっとした具材を入れることで、噛む回数を増やし、脳を活性化させ、また歯列にも良い影響を与えます。
狭窄した歯列を本来の歯列へとシフトするためには、取外し式矯正が必要となりますが、良く噛むことや鼻呼吸の習慣は、自分自身が意識することで改善できることです。
ぜひトライしてみてください。