機能美への追求

千葉市 幕張本郷の矯正歯科 幕張ドルフィン歯科です
欧米は現在、治療が自費、予防が保険という医療形態です。
オバマケアによって、低所得者も保険が使えるようになりましたが、まだまだ問題が
山積しているようです。
ご存知のように欧米は訴訟大国なので、残せない歯は、治療計画の中では抜歯という
選択肢がなされる傾向があります。
日本では、短期間でもいいから残してほしいという希望が多く、これも国民性といえます。
欧米の矯正も、抜歯を前提として発達してきました。
これは、少なからず日本人にとっては、抵抗のある医療行為です。
何でもない歯を犠牲にしながら、歯並びを改善していくことに抵抗感を感じる国民性は、
DNAレベルの問題なのでしょう。
私は、予防歯科医師として地域に貢献させていただく身なので、
矯正であっても歯は抜歯しません。
そのような矯正を選択して、SH療法という矯正メソッドに出会いました。
SH療法は、ただ単に前歯の歯並びを改善するためにだけあるのではなく、狭窄した奥歯を
広げていき、本来備わっていた噛みやすい位置に歯を移動していくものです。
もっとも大切なことは、歯は食生活、つまり健康のための器官であるということです。
審美的な要因以上に、機能的な要因にぜひ目を向けていただければ思います。