歯列不正になる前に

いよいよ年末も押し迫ってきました。幕張ドルフィン歯科の米山です。
以前よりは、虫歯も減ってきた傾向はあるのですが、歯列不正の方は依然として多いようです。
遺伝的な要因もあるのですが、後天的な要因がかなり関係しているものと思われます。歯が生え始める前の乳幼児のころからの要因つまり、吸啜によって口の周囲筋や舌の活性化が始まり、その影響が歯列にも及んでいるようです。
母乳期間が長い赤ちゃんは、筋力も付いて歯列にも良い影響を与えます。反対に吸啜の時期が短ければ、筋力も低下し、歯列に悪い影響を与えてしまう。そのように考えています。

また、幼児期にお母さんがスプーンで離乳食を与える時、そのままスプーンを口に持っていくのではなく、赤ちゃん自から口に持っていくタイミングも必要です。
幼児期には、正しい姿勢で食事をするような環境の配慮も、健全な歯列にするために必要です。テレビを見ながらの食事は、よく噛まない子を育てていると自覚してください。このように見ていきますと、歯並びが悪くなる前にやるべきことが、かなりあることに気づかれるでしょう。
しかし、すでに歯並びが悪くなってしまった場合には、当医院にご相談にお越しください。当医院の取外し式の矯正は、年齢を選ばず幅広い層に支持されています。