気づきのある矯正

日中の気温が、かなり上がる季節となりました。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
矯正相談でのほとんどのケースでは、前歯を気にされている場合が、ほとんどです。しかし、前歯が重なっている場合では、大抵奥歯の狭窄が見られます。
奥歯が狭窄しているということは、本人が噛んでいるつもりでも、実は噛んでいないで飲み込んでいる場合が多いようです。
食事中の水分補給を頻繁に行う方は、噛んでいないといわざるを得ません。また食事の片噛みも歯列不正の原因となり、顎までずらしていきます。

ロールワッテで噛んでもらうと、必ずよく噛む頻度の多い場所にワッテを持っていくので、左右どちらで噛んでいるかがわかります。
このように矯正相談時には、多くの場合、相談者の生活習慣に起因するところをよく知っていただいています。
なぜ、そのような歯列へと変化していったのかを知ることで、矯正治療にも積極性が出てきて、長期にわたる治療のモチベーションも上がっていきます。
生活習慣の改善と食へ向き合う態度、また口の筋トレを実施することで、本来の歯列へとシフトしていくでしょう。