科学と芸術

残暑の厳しい季節となりました。幕張ドルフィン歯科の米山です。
昨日は上野の国立西洋美術館へ行ってきました。最近、世界文化遺産に指定された館内は、美術品とともに輝きを放っているようでした。
歯科の世界もサイエンスアンドアートといわれ、特に矯正は審美的な改善だけでなく正しいかみ合わせを構築する医療でもあります。

歯並びが悪くなる要因の中に、口呼吸があります。口呼吸は、話している時、運動している時、また就寝時に起こるものです。口呼吸をそのままにしておくと、細菌を肺に送り込みやすくなり、風邪や他の疾患の原因となります。
口呼吸から鼻呼吸へ改善するためには、口の周囲筋や舌の力を向上させる必要があります。その改善方法として、あいうべ体操を矯正患者さんへ実践していただくようにしています。美術は、人や自然の営みを瞬間的に表現して、芸術性を高めて行ったところに価値を与えるものです。
矯正も見た目だけでなく、機能させるところに真の価値を求めるものであり、人が人生の中で生き生きとするために、必要なものであると考えます。