遺伝子の振る舞い

エピジェネテイクス(後天的遺伝子制御変化)をご存知でしょうか?
先天的な遺伝情報は、後天的な環境因子によって個体レベルの形質が
変化するというものです。
つまり、がん家系であっても自らの食生活習慣を中心とした環境を整えることによって
ガンを抑制する可能性が高くなるということです。
長寿と平均寿命の遺伝子には、大きな差がないということもわかっています。
なので、自分の生活環境次第で脳卒中や心筋梗塞も予防可能となり
長寿も夢ではないということです。
歯並びも、遺伝的要因よりも後天的な要因の方が大きいことは
以前にもお話しさせていただきました。
日本の長寿県は長野県ですが、そのもっとも大きな要因は、
長寿の方が現役で働いているということです。
食生活と生きがいは密接につながっていて、働くことでお腹が減り、よく噛むことで
脳を活性化するという好循環が長寿の秘訣といえます。