風邪を引かない秘訣

全国で風邪やインフルエンザ、ノロウイルスが猛威を振るっています。充分ご注意ください。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
23日は、87歳になる母とベートーベン交響曲第9番を聴きに、NHKホールに行ってきました。母も風邪ひとつ引かず元気ですが、今回の指揮者はなんと、御年89歳のヘルベルトブロムシュッテットさんです。
年齢を感じさせない指揮ぶりは、最終楽章まで衰えを見せませんでした。
さて、このように元気なご老人もいる中で、感染症にかかりやすい原因は、一体どこにあるのでしょう?
免疫力の低下
睡眠不足
乾燥気味の室内
急激な冷え込み
多くの要因が考えられますが、どうでしょう。私は、口呼吸も大きな要因のひとつと考えています。いわゆるぽかん口は、ダイレクトに、ばい菌やウイルスを肺に送り込むため、簡単に感染症に罹患します。
鼻呼吸であれば、鼻の構造上フィルターやラジエーターに似た機能があるため、そう簡単に菌やウイルスを体内には侵入させません。

では、口呼吸になる原因とはなんでしょう?それは、口や舌の力の低下によるもので、その原因をさかのぼると幼少期の口の習慣にあります。
たとえば、母乳の時期が少なすぎて、口や舌の力が充分につかなかった。また、離乳食期が早く、口で呼吸することを覚えてしまう。軟食の生活習慣によって、よく噛まずに飲み込んでしまい、口をうまく閉じられなくなる。などです。
昔は、躾として口を閉じなさい!と一括する親や先生がいたものですが、今は、どうでしょう?このように考えると口を閉じる習慣が、いかに大切か、お分かりいただけるかと思います。
口や舌を活性化させるためには、前回もお話ししたあいうべ体操が最適です。ご家族そろって、まずは一か月試してください。そうすれば、この冬は風邪ひとつ引かないで過ごせるはずですよ。