口と情動発育

29日は朝から強い風でしたが、晴天に恵まれました。幕張ドルフィン歯科の米山です。
当医院の取外し式の矯正では、歯並びの改善は当然ですが、さらに口呼吸を鼻呼吸に変えていく体操も覚えていただいています。歯の土台そのものを広げていくことで、咽頭や鼻腔も広がり、舌の位置も本来の上顎に着いた状態に改善していきます。
また、夜寝ている時に装着する矯正装置と一緒に、口を閉じさせるマウステープをお勧めしています。マウステープを貼ることで、口腔乾燥を防ぎ、風邪を引きにくくします。また、舌の沈下を防ぐことで、いびきの防止にもなります。
かなりいろいろなアドバイスをするのですが、健全な状態を目指すのであれば、歯列だけでなく舌や口の筋力も視野に入れる必要性があるのです。

29日は、家族と0才からのオーケストラに参加しました。会場は、0歳児から未就学児がオーケストラを楽しむために、熱気にあふれていました。会場の川崎シンフォニーホールは、東京交響楽団の本拠地でもあります。
当日は、動物の仮面をかぶったズーラシアンサンブルと東京交響楽団の共演でお子さんの喜びそうな楽曲で楽しみました。
このような試みは、とても共感を覚えます。0歳児からの音楽教育は、情動の発達によい影響を与えるでしょう。また、離乳食期からよく噛む習慣を身に着けていただくことで、歯並びが悪くなることも少なくなってくるのではと考えます。
会場では、トトロの歌の合唱もあり、まさに口が健康の入り口であることを実感しました。