呼吸の革命

台風が接近中です。どうぞご注意ください。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
今秋の学会でポスター発表のために、呼吸を考察中です。私はテニスをしているとき、呼吸に意識を向けるとおのずとリラックスできます。
スポーツに限らず、日常的に多くのストレスのなかで私たちは、呼吸が浅くなる傾向にあります。
呼吸に意識を向けたものには、ヨガ、座禅、瞑想、気功などがありますが、ただ単に深呼吸するだけでも心が落ち着くものです。

歯科の役割の中でも、呼吸にアプローチをかける技術があります。私が実践している取外し式の矯正も狭窄した歯列をボリューム的な拡大で、沈下した舌を前方へ移動することで、睡眠時無呼吸症の改善の可能性を広げます。
また鼻腔壁や咽頭空隙も広がるため、鼻呼吸を容易にします。このように、呼吸ほど身体と精神に直結した行為はありません。
自律神経支配の中で、唯一意識的にコントロール可能な部分でもあります。皆さんも、日常の中で呼吸に意識を向ける時間を少しでも取り入れることで、冷え性や頭痛、腰痛を含めた不定愁訴の改善につながるかもしれません。

時勢に応じて自分を変革しろ
坂本龍馬