情動発育と矯正

幕張ドルフィン歯科の米山です。
昨日のことでした。小学校一年生の息子さんを持つお母さんが、矯正相談を希望されていました。
息子さんがカリエスリスク検査などをしている間に、お母さんのご相談をお聞きしました。そもそも、息子さんは虫歯治療でドルフィン歯科へ受診したのですが、お母さんは息子さんの歯並びも気にされていました。
確かに息子さんは顎が細く、永久歯の前歯が大きいため、今後永久歯の生えるスペースが少ない状態でした。お母さんは、そのことをとても気にしているのですが、当の本人は全く気にしていませんでした。
ドルフィン歯科の矯正は、取外し式のため、本人が装置を入れない限りは治療が進みません。なので、本人のやる気の度合いに大きく左右される矯正なのです。事実、全矯正治療患者の1割の方がドロップアウトしています。
ドルフィン歯科の取外し式の矯正患者層は、女子中高生がかなりの割合を占めています。女子中高生ともなると、歯並びをかなり気にする時期なのでしょう。もちろん男子学生やサラリーマンの患者さんもいらっしゃいますが。

小学生でも女の子はけっこうがんばるのですが、やはり男の子はあまり歯並びを気にしません。私は、お母さんに本人がやる気になった時期でも、遅くはないことをお話しさせていただきました。やる気のない方にいったんスタートしても、ドロップアウトする可能性が高いこともお話ししました。
特に子供は、身体とともに情動も劇的に発達していく時期です。なので、親はそれを待つことも一つの大切なポイントとなるのです。