日本人が開発した日本人のための矯正

11月の初雪がウソのように、師走は暖かい日が続いています。幕張ドルフィン歯科の米山です。
私は、2008年からSH療法勉強会に入会し、取外し式の矯正を患者さんへ提供しています。それまでにも、2001年の開業と同時期に、他の取外し式の勉強会に参加していました。なので、取外し式の矯正歴は、16年以上となります。
そのなかで、多くの患者さんの歯並びを改善させていただき、その何例かはHP上に上げています。取外し式の矯正治療は、ワイヤー矯正に比べて治療期間が倍以上かかります。その理由としては、抜歯をせず歯の土台そのものを広げていくため、ゆっくりとしたペースが必要だからです。

取外し式の矯正装置は、夜寝ている時のみの装着であり、昼間は口の周囲筋や舌の力を活性化させる あいうべ体操を実施していただきます。また、よく噛む習慣を身に着けていただくことで、かみ合わせを本来の位置に自然に戻すことを促します。
つまり、SH療法は術者中心の矯正ではなく、患者さんが自ら装置を装着し、また昼間装置を外している時間も大切な時間という観点を持っていただくものです。この様な矯正は、世界的にも類がなく日本発祥の矯正なのです。
歯の土台を広げていくメリットとしては、鼻腔壁や気道も広がるため口呼吸から鼻呼吸へ移行し、呼吸がしやすくなるということと、舌が前方へ移動するため、睡眠時無呼吸症の改善や予防につながります。
歯並び改善だけでなく呼吸にもアプローチできる矯正は、SH療法のみといっていいかと自負しています。