生活習慣のなかの歯列

初夏の気候が続いています。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
私は、歯列不正は生活習慣病であると以前よりお伝えしています。
遺伝的な要因よりも生後から成人になるまでの過程で、何を食べ、どのような姿勢でまたうつぶせ寝なのか、あおむけ寝なのかなど多くの要素が、歯列の発達に大きく関与していくのです。
その中でも態癖つまり頬杖や片噛み、腕を枕にする習慣も歯列を捻じ曲げていきます。そのような些細に思える行為が、自分の歯並びに関係するとは、想像しがたいのも無理のないことです。

また食事中、足が地についているか、テレビを見ながらの食事習慣なのか、そのテレビを横向きで観ているのか、水分を頻繁に補給しながらの食事なのか多くのポイントがあります。
噛む回数も食材によって違います。また具材の大きさや煮方、そもそも噛み応えのあるものを食卓に出しているかなどでも、よく噛める歯列、反対に噛めない、飲み込めない口腔機能になる分岐点といえます。
今一度生活習慣を俯瞰し、ご自身の歯列と当てはめてお考えください。