矯正と口呼吸

17日は、小春日和の一日となり、時には汗ばむ陽気となりました。幕張ドルフィン歯科の米山です。
当医院の取外し式の矯正は、鼻呼吸の促進や口の周囲筋、舌の力を高めていく体操を歯並び改善とともにやっていただくものです。ただ単に歯並びを改善するだけでなく、歯並びが悪くなる要因をも視野に入れた治療を実施しています。
歯の正しい位置を改善するには、頬の筋肉や舌の力も関係しています。それらを診ないまま歯並びを改善しても、口呼吸の弊害や睡眠時無呼吸症の要因は、解決することができません。

特に口呼吸は、口腔内の乾燥や上咽頭炎由来の疾患を併発させる要因となります。上咽頭炎由来の疾患には、関節リウマチやアトピーも含まれています。矯正相談に来られる方の多くは、口をぽかんと開けた状態です。
特にそのような方は、自分が口呼吸であることを知りません。また、口呼吸の弊害も知るはずもなく、ただ歯並びのことを気にするばかりであることは無理もありません。
私は、このような方に対して歯並び改善だけでなく、口呼吸の弊害も知っていただきたく説明と実践を行っています。私自身も取外し式の矯正と、口の周囲筋や舌の位置を正常に戻す体操を実践していますので自信を持ってお勧めすることができます。