矯正治療ですること

お正月は、暖かい日が続きましたが、ようやく冬らしい寒さとなってきたようです。幕張ドルフィン歯科の米山です。
取外し式の矯正治療に来院される患者さんも、大変多くなってきました。毎月の矯正治療では、装置の調整が治療の中心となります。また、その中で私がいつもアドバイスをしていることは、口の周囲筋や舌の力を活性化させる体操です。
さらには、夜寝ている時に使用するマウステープをお勧めしています。歯並びが悪い方は、たいてい口呼吸となっています。何かに夢中になっている時など、口をぽかんと開けた状態は、口で呼吸をしている証拠です。
口呼吸から鼻呼吸へ変えていくだけで、風邪を引きにくくなります。あいうべ体操をすることで、口の周囲筋や舌の力が向上し、口を閉じる方向へ向かいます。マウステープは、夜寝ている時に口に着けて、鼻呼吸を促します。
このように取外し式の矯正治療の一環として、さまざまなアドバイスをすることで歯並び改善だけでない効果を期待しています。

10,11日と私は歯周外科のコースに参加しました。歯周外科とは、歯周病を治療しても改善しない場合、歯茎を切ることで、ばい菌の住みやすい環境を無くしていく治療を言います。
講師は、スエーデンに留学された岡本先生で、まだ日本に歯周病治療がなかった時代から活躍されています。歯周病は、国民病といわれほとんどの方が、少なからず罹患している病気です。
歯周病を放置すると、糖尿病などの全身疾患にも進展する怖い病気です。初期の段階で歯周病をコントロールすれば、全身への影響も防ぐことができます。もし歯茎から血が出る場合は、一度近くの歯医者へ行かれるようにしてください。