食と歯列の関係

残暑が続きます。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
食と歯並びの関係は、縄文時代から弥生の農耕時代へと変遷したころより激変してきました。
世界の原住民族研究においても狩猟を中心としてきた民族が、糖や炭水化物を中心とした食文化になったころより、虫歯や歯列不正が多くなっていることがわかっています。
DNAレベルからすると縄文の狩猟時代の脂質中心とした食事が、歯列不正や生活習慣病を抑える食といえます。

つまり糖質や炭水化物が脳心臓疾患や糖尿病、高血圧、肥満の原因であり、肉やオリーブオイル、ナッツを中心とした食事が健康寿命を延ばすことにつながります。
また、前歯で肉をしっかりと噛みちぎる食べ方が歯列不正を予防するわけです。
こうしてみると、現代の米や麺中心の日本の食文化が現代病や歯列不正の原因と言わざるを得ません。
すべてを正すということではなく、なるべく肉やナッツ類を多く取ることが、病気や歯列不正の改善につながります。