SH療法の神髄

15日、SH療法の勉強会に参加しました。幕張ドルフィン歯科の米山です。
SH療法は、一般に言う矯正治療とは異なり、固定式のワイヤーを使わず自分で自由に取り外せる装置で、歯の土台を広げていき、狭窄した歯列不正を本来の位置に戻す治療法です。
歯の土台を広げていくことで、大きな変化が起こります。たとえば、鼻腔の容積が広がることで、呼吸がしやすい状態になります。
また、下顎の狭窄した歯列が、広がることで舌が前方へ移動し咽頭をふさぐことを防ぎ、睡眠時無呼吸症が改善します。
装置は、夜寝ている時に装着するのですが、装置を入れていない時間にはあいうべ体操を行い、舌を本来の位置、つまり上顎にべったりついた状態まで戻します。
また、前噛みを意識してもらうことで、食事中の噛む回数を増やし、脳への活性化を促進させます。それによって、脳内のセロトニンを促進させ、安定した精神を回復させます。

現代人の歯列不正は、想像を超える数になります。また、肺炎やうつ病など昔には考えられなかった疾患が増加しています。
その背景には、日本食から柔らかいファストフードへの移行により、口や舌の力の低下が起こり、ぽかん口つまり口呼吸の蔓延化が関係しています。
口呼吸は、肺にばい菌を容易に取り込んだり、筋力の低下によって、よく噛めない状態となります。
まず、自分のお子さんが、歯列不正や口呼吸でないかよく観察してください。また、ご家庭の食生活を見直し、本来の人の幸せを改めて考えていただきたい。

あなたが幸せになれば
世界は幸せになる
あなたが不幸なら
世界はいつまでも不幸である
先ず
あなたから幸せになれ
坂本龍馬