よく噛むことの意義

おお盆休み、皆さんいかがお過ごしだったでしょうか?私は、無理をせず、ほどなく体を休ませることができました。幕張ドルフィン歯科の米山です。
現代のお子さんの歯列の状態は、かなり乱れているという実感があります。今の食生活が起因していることが、多いようです。つまりおいしいものイコール柔らかいものという常識が、顎の発達時期に負の要因となっていることは、否定できません。
遺伝的要因ももちろんあるのですが、食生活といった後天的な要因を無視することはできない状態です。なので、歯ごたえのある献立の工夫や、よく噛む習慣を家族ぐるみで行っていくことが正常な歯列を育成していく大切な部分となります。
そのことを踏まえて、最終的な歯並び改善が必要であれば、取外し式の矯正を小学生の時からスタートすることで、健康的な歯列を達成することは可能です。

15日は、私の86歳になる母の誕生日をお祝いしました。母は、特に好き嫌いなく何でも食べます。戦時中は、疎開先で過ごしたのでなんとか生き延びてきた人です。
栄養状態が悪い時代でも、よく噛むことを実践してきたようで、何度となく転倒しても骨折することなく、元気でいます。このように食生活を含めたお口の健康は、全身の健康に一生関係してくるためないがしろにできない要因なのです。