愛の存在

2011年の被災から6年が経過しようとしています。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
当医院は、震災により建物の傾斜が進み、倒壊の恐れがあるため移転せざるを得ない状態となりました。それ以上に私が最も心配したことは、当時臨月を迎える妻のことでした。
幕張から東京の小岩まで、渋滞の車を横目に自転車をひたすら2時間走らせ、ようやく家につき、妻の笑顔を見たときの安堵感は,とても言葉にできません。
無職となったことで、妻の出産に立ち会うことができ、生まれたばかりの息子を看護師さんから手渡された時の喜びは、複雑な気持ちが混じって泣きそうになったものです。
何とか同年の7月に駅前に移転開業させていただき、今日まで予防と矯正を中心とした歯科医療を実践しています。
今では息子も5月で6歳になろうとしています。
子供の成長は早く、私たち夫婦の老いとは裏腹に、より輝いて見えます。

いくつもの命が星となり
またいくつもの命が
生まれ出この星で
人は笑い 微笑み 悲しみ 憂い 戸惑う
激動の時代を生きた坂本龍馬ほどの苦難とは決して言えませんが彼の言葉は、いつになく身にしみ入ります。
愛の中で人は生まれ
人の中で愛は育つ
愛し合って
人が生まれ
人が育つとき
愛は花開いていく
そしてすべては
愛の中で存在している