蝋燭を吹き消せない子供

一雨ごとに秋が深まる季節となりました。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
お子さんの誕生日には、バースデイケーキでお祝いするかと思います。その時には決まって、ケーキにろうそくを立てて、吹き消すでしょう。
最近では、蝋燭を吹き消せないお子さんが多くなっていることをご存知でしょうか?蝋燭を吹き消せない原因は、口腔機能の低下があげられます。

食べるのが遅い、くちゃくちゃと噛みよく食べこぼす、いつもぽかんと口を開けているこのような所見が見られる場合、口腔機能の発達が遅れていると見ます。
そのようなお子さんの歯列も不正なことが多く、噛めない、飲み込めない状態が考えられます。
この場合、お口のトレーニングとしてあいうべ体操や風船を膨らます訓練、ガムを上顎に付けて唾液を飲む練習などで口腔機能を回復していきます。
お子さんが歳を重ねていくごとに、蝋燭の本数も増えていきます。ぜひ本人が必ず吹き消せるように親は配慮していただきたい。
主役のお子さんが、思い出として残せるように。